ユット君と空色の日々

妊娠・出産・育児のブログ

やってよかったカンガルーケア

出産直後、生まれたばかりの赤ちゃんをお母さんの胸元に抱くことを、カンガルーケアといいます。

私は出産予定の病院の助産師さんに教えていただいたのですが、私も絶対やってみたい!と思い、バースプラン(どのような出産をしたいのか、自分の希望を書く用紙)に書きました。

幸い希望が叶い、カンガルーケアを体験。
長時間の出産を終え、会陰切開をした傷を縫合してもらっている間に、看護師さんたちが赤ちゃんを綺麗にし、異常がないかをチェックしてくれます。この間、私はまだ赤ちゃんの姿をよく見ることができません。早く見たいな、抱っこしたいなと思いつつ、出産という大仕事で乱れた息を整えます。
そして、いよいよカンガルーケア。看護師さんが分娩着の胸元をはだけさせ、裸の赤ちゃんを私の胸元にそっと置いてくれます。
(あったかい…)
と感じた瞬間に、体の力がスーッと抜けていきました。その後は、小さい、かわいい、愛しい、頑張ったね、ありがとう…と様々な感情が押し寄せてきて、目頭が熱くなります。
赤ちゃんが産まれた瞬間よりも、この時に強く出産したんだなぁという実感が湧きました。

助産師さんに教えてもらわなければ体験できなかったカンガルーケアですが、私はやってみて本当によかったと思っています。
ただし、非常に低い割合ですが、カンガルーケア中に赤ちゃんが重症化したり、亡くなったりするという悲しい事故もあるようです。
ですので全ての方にカンガルーケアをおすすめするつもりはありません。出産において希望することや優先するべきことは、一人一人違うはずですものね。
どうか皆さんの出産が、素晴らしいものになりますように。